業界研究 コンサル編①
昨今超人気のコンサル、皆さんもマッキンゼー、ボスコン、アクセンチュア等耳にしたことがある企業が多いのではないでしょうか。
人気ランキングでもコンサルが上位を独占しています。
でも意外とコンサルの業務内容を完璧に理解している方は少ないのではないでしょうか。
まずコンサルと一口に言っても
① 戦略コンサル
② 総合コンサル
③ ITコンサル
④ シンクタンク系コンサル
これらに大別できます。
そもそもコンサルの起源はアメリカ西部開拓期にまでさかのぼります。開拓地などで人の行き来が活発になり、集客に困った飲食店がアドバイスを求めるような存在が元祖コンサルでした。
ところが1926年、マッキンゼー&カンパニーが設立されました。この会社が皆のイメージする戦略コンサルの源流となります。ファクトに基づいた分析やフレームワーク等を武器にしたコンサルティングを手がけました。
そして2000年代、コンサルファームは窮地を迎えます。知識とは常に広がるものであり、ノウハウが流出しだしたのです。具体的には事業会社にも経営企画部が立ち上がり、社費でのMBA派遣等戦略的な知見がため込まれていきます。つまりコンサルと事業会社の情報格差が縮まり、戦略を語るだけではバリューを発揮できなくなったのです。
そこでボストンコンサルティングなどはデジタル部隊を立ち上げ、アクセンチュア等の実行力に強みを持つ総合コンサルが台頭してきているのが現代のコンサル業界です(よくコンサル3.0時代などと呼ばれます)
以上がざっくりとしたコンサル業界の変遷となります。次回はコンサルのデジタル化についての記事を書こうと思います。よろしくお願いします。