1浪1留大学生の就活記

1浪1留の私立文系大学生(日系大手6社、外資系企業3社内定)の就活体験記。

YahooとLineの経営統合

直接就活には関係ないかもしれませんが、「最近気になったニュースは?」という質問に対する対策も兼ねて、今回はYahooとLineの経営統合についての記事です。

 

14日、両社は経営統合に向けて最終調整に入っているというコメントを発表しました。この二社が統合するとどうなるのか、

 

→金融から小売り、メッセージアプリなど幅広いサービスを手掛ける一億人規模のデジタルプラットフォームが誕生します。

ヤフーを展開するZHDの親会社ソフトバンク、LINE株式を7割保有する韓国企業ネイバーのユーザーを合わせると一億人を超え、売上高は楽天を超え国内単独トップとなります。

 

キャッシュレス決済においても、各社がユーザー獲得のためのキャンペーンで消耗している中、LINEペイ,、PayPayはそのコストを抑えることが出来ます。

 

この大型経営統合が実現した背景にはやはり「GAFA」や中国の「BAT」の存在があります。それぞれが巨大なITプラットフォーマーであり、金融にまでサービス展開を広げ世界的に「データの寡占問題」が取り上げられています。代表例として中国のテンセントは10億人のユーザーを持ち、ネット通販や決済、動画配信などから消費者データを集めるメガプラットフォーマーとしての地位を確立しつつあります。

GAFAが本格的に日本に参入する前にデジタルプラットフォーマーとしての基盤を整えることが一つの目的であると言えます。

 

依然として世界の壁は遠いですが、今後の動向に注意したいですね。

コンサル編④ BIG4って???

お久しぶりです。そろそろ外資系企業の選考が始まる頃でしょうか。

 

今回は「BIG4」について書いてみます。

BIG4とは世界的な会計事務所、

Deloiite

PwC

KPMG

EY

を指し示す言葉です。

 

それぞれの会計事務所は

「監査」「税務」「コンサルティング」を世界的に展開しており、

そのなかでコンサルティング部門ではいわゆる「総合コンサル」として事業変革やリスクコンプライアンス、近年ではシステム導入などのサービスを展開しています。

 

ぶっちゃけると事業領域としてBIG4間での大きな違いはありません。

就活生は社風や人柄などで決めてもよいと思います。(就活マン個人としてはDeloiiteかKPMGをお勧めします)

 

とはいっても差別化要因はいくつかあります。

 

Deloiiteでいうとプール制があります。

近年のトレンドとして総合コンサルファームの戦略部門買収があり、

具体的にはPwCはStrategy&という戦略コンサルを買収しており、採用フローも全く異なります。EYはパルテノンという戦略部隊を抱えています。

 

そんななかで戦略、総合の採用を分けずに一括で採用し、プール制を用いて若手を幅広いプロジェクトにアサインさせるのがDeloitteです。(厳密にはDeloitteもモニターグループという戦略ファームを持っていますが)

つまり戦略系のプロジェクトを含めて幅広く経験を積みたい学生にとってDeloitteはかなり魅力的です。

 

PwCでいうとディールズ配属があります。

ディールズとはM&Aや事業再生、DDなど財務的なトピックを専門に扱う部署です。総合コンサルの懸念点としてはシステム導入の案件ばかりまわされて専門性が身につかないという点が1つ挙げられます。

ディールズでの案件は専門性が高く、転職にも有利に働きます。他ファームでは新卒からは行けないような部署に配属される可能性があるという点ではPwCの強みの一つです。

 

実質的な違いはこの二つな気がします。(あくまで就活マン個人の見解です)

 

よく就活サイトで見る

PwCは国際色が強い、EYはベンチャー気質、Deloitteはおだやか、KPMGは少数精鋭だとか書いてありますがマジで参考にしないほうが良いです。こんなこと面接でいったら僕が面接官だったらかなり評価さげると思います。

 

以上軽くBIG4に触れましたが興味が少しでも出てきた方はそれぞれのホームページをのぞいてみてください。実際のプロジェクトの例などが掲載されておりとても企業研究に役立つと思います。

 

今回はこの辺で

 

 

 

 

コンサル編③ インダストリーX.0とは

お久しぶりです。

 

今回は私がコンサルに興味を持ったきっかけの一つである「インダストリーX.0」という概念についての記事を書いてみようかなと思います。

 

インダストリーX.0とは、一言でいうと「製造業のデジタル化」です。

例えば業界でいち早くデジタル化を推し進めているBMWではいままで対面での顧客体験(いわばアナログ)に加えてAR(リアリティのある拡張現実 Augumented Reality)を駆使したアプリを導入し、新たな顧客体験とともにデジタルマーケティングプラットフォームを作り上げました。

 

またエアバスでは大手航空メーカーとして初めて生産ラインにウェアラブル端末を導入し、生産効率とともに従業員満足度を大きく向上させました。

 

つまり旧態然としたメーカー業界が抱える問題点をテクノロジーを駆使して解決しよう、という物です。

 

日本のメーカーはかつて世界最高水準の技術力を誇っていました。しかし現代では「自前主義」や「担い手不足」など様々なミスマッチを抱えています。

そんな中でコンサルタントとしてそんな日本メーカーが世界No.1に返り咲く一助を担えるのはとても大きな使命だと思いませんか?

 

 

業界研究 コンサル編②~コンサルのデジタル化って?


こんにちは、就活マンです。

前回の記事ではコンサルの形が変わってきて実行力にウェイトがシフトしてきているという事をお話しました。

 

今回は昨今話題になっているコンサルのデジタル化についてお話します。

 

そもそものきっかけは広告市場の変化です。広告といえばテレビコマーシャルを真っ先に思い浮かべますよね。しかし近年テレビの視聴率は年々低下し、インターネット広告をはじめとするデジタル広告が急速に台頭しています。

 

従来型の広告代理店では企業のニーズを満たす事が出来なくなり、代わりにIT戦略やデジタルな知見を持つアクセンチュアIBMなどが広告業界に幅を利かせているのです。

 

実際に世界の売り上げ広告ランキングでは

1位 WPP

2位 オムニコムグループ

5位 電通

6位 アクセンチュア

7位 PwC

8位 デロイト

 

このように総合コンサルがランキング上位に食い込んでいます。

先日のアクセンチュアによるデジタルエージェンシー会社IMJ、Droga5の買収は業界に衝撃を与えました。

 

そもそも広報活動とは経営戦略における最重要パートです。デジタル化による消費者の行動変化に伴い、ファクトベースの分析、デジタルマーケティングなどを用いてクライアントにアプローチできるコンサルが台頭してきたことはよく考えると自然な流れですね。

 

一方で広告会社も博報堂博報堂コンサルティング電通電通デジタルなどデジタル広告市場に本腰を入れて乗り込んできています。

 

今後も急成長をつつけるこの市場で誰が覇権を握るのか目が離せませんね。 就活生にとっても変化の最前線に当事者として携われるこの業界はとても魅力的なのではないでしょうか。少しでも興味があったら受けてみる事をお勧めします!!

 

次回はコンサルの花形、戦略コンサルについて書きます!お楽しみに!!

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業界研究 コンサル編①

昨今超人気のコンサル、皆さんもマッキンゼー、ボスコン、アクセンチュア等耳にしたことがある企業が多いのではないでしょうか。

 

人気ランキングでもコンサルが上位を独占しています。

 

でも意外とコンサルの業務内容を完璧に理解している方は少ないのではないでしょうか。

 

まずコンサルと一口に言っても

    戦略コンサル

    総合コンサル

    ITコンサル

    シンクタンク系コンサル

 

これらに大別できます。

 

そもそもコンサルの起源はアメリカ西部開拓期にまでさかのぼります。開拓地などで人の行き来が活発になり、集客に困った飲食店がアドバイスを求めるような存在が元祖コンサルでした。

 

ところが1926年、マッキンゼー&カンパニーが設立されました。この会社が皆のイメージする戦略コンサルの源流となります。ファクトに基づいた分析やフレームワーク等を武器にしたコンサルティングを手がけました。

 

そして2000年代、コンサルファームは窮地を迎えます。知識とは常に広がるものであり、ノウハウが流出しだしたのです。具体的には事業会社にも経営企画部が立ち上がり、社費でのMBA派遣等戦略的な知見がため込まれていきます。つまりコンサルと事業会社の情報格差が縮まり、戦略を語るだけではバリューを発揮できなくなったのです。

 

そこでボストンコンサルティングなどはデジタル部隊を立ち上げ、アクセンチュア等の実行力に強みを持つ総合コンサルが台頭してきているのが現代のコンサル業界です(よくコンサル3.0時代などと呼ばれます)

 

以上がざっくりとしたコンサル業界の変遷となります。次回はコンサルのデジタル化についての記事を書こうと思います。よろしくお願いします。

選抜コミュニティとは??

今回は就活を効果的に進める為の「ツール」をご紹介します。

 

近年就活界隈では「選抜コミュニティ」という存在が難関企業から内定をもらうための1つのキーとなります。

 

皆さんこの「選抜コミュニティ」、耳にしたことはありますでしょうか。僕自身は就活を始めたころは全く知りませんでした。

「選抜コミュニティ」とは外資系企業、日系難関企業志望者が集まるコミュニティです。このコミュニティに所属するメリットは3つあります。

    グループディスカッション、ケース面接の対策ができる

    コミュニティを通して様々な情報を得ることが出来る。

    就活意識を高く保つことが出来る。

 

なかでも③はとても重要だと考えています。

「人の年収は友人5人の平均値」という言葉があります。このことは人はおのずと周りの環境から影響を受けるということだと捉えています。勿論就活にも当てはまる事でレベルの高い環境に身を置くことで自分の中の当たり前水準が上がり、結果として大きな差になります。

私自身もこの「選抜コミュニティ」に入ってみて衝撃を受けました。当時の私はサークルや友達の中では就活意識高めだろうという自惚れがありましたがそんなものは一瞬で砕け散った経験があります。そこには外銀や戦コンインターン参加者等の猛者たちが切磋琢磨している環境がありました。彼らから刺激を受け、視座を高く保つことで私も複数の会社から内定を頂けたと思ってます。このコミュニティに所属する為には選考を通過する必要がありますが、選考を受けるだけでもその価値はあります。

 

では具体的にどのようなコミュニティがあるのか

 

レベルが高い順に列挙すると

YC/FactLogic Executive

この二つは外資系企業トップティア(モルスタ、ゴールドマン、マッキンゼー、ボスコン)飲みに照準を合わせたコミュニティです。少数精鋭で選考も厳しいですがトップティア企業の志望の学生は受けるべきだと思います。

 

Alternative Internship/外資就活アカデミア/ネクスベル

これらのコミュニティは上記二つと比べると多少門戸が広いです。(それでも依然レベルが高いことは変わりありませんが)レベル別で分かれているところもあり、自分の客観的なレベルも把握できるでしょう。

 

以上「選抜コミュニティ」についての記事でしたが、ホントにおススメです。

次回は各業界について就活マンなりの分析をしていきたいと思います。是非チェックしてください。

就活の進め方について

まず一年を通して就活のおススメの進め方についてご紹介します。

一般的に就活の流れとしては

大学3年生の場合

6月~8月

外資・日系夏インターン選考開始

9月~12月

外資系本選考開始

日系秋、冬インターン選考

1月~3月

OB訪問開始

日系早期選考開始

4月~6月

経団連の企業広報活動解禁

6月~

経団連の面接解禁

 

大まかにこのような流れで就活は進みます。私就活マンもこのような流れで就活を進めました。注目してほしいのは夏インターンの選考時期です。例年6月には各企業インターンのES募集、面接を開始します。しかもこのインターン、今後の就活を大きく左右します。つまり本気で外資系企業、日系難関企業を目指す場合3年の夏に照準を合わせて対策する必要があります。

皆さんには3年になったと同時に就活を意識し始める事をお勧めします。勿論サークルや部活、課外活動等に打ち込みたい時期であることは重々承知しています。しかし夏インターン選考に通過する為には6月の時点である程度「戦える状態」になる事が理想です。私が感じたインターン選考の特徴として、本質的な優秀さよりも面接やESにおけるテクニック面が重要である点です。この時期多くの学生はまともに対策してません。これは外資系の難関企業も同様です。だからこそ早い時期から就活を意識している学生ととりあえずで選考に望む学生とで大きな差が生まれるのです。この差は就活が進むにつれて縮まっていきます。

 

インターンに全力で取り組むもう一つのメリットは今後の選考に向けた「失敗経験」を得られることです。人は自分の失敗から学ぶ生き物だと思います。いくらブログを読んだり先輩から話を聞いたとしてもどこか他人事に感じますよね。しかし実際に選考を受けて落ちたりするととても悔しいです。この失敗を次の冬インターン外資系本選考に繋げることが出来ます。

基本的に一発勝負である就活においてトライ&エラー、PDCAサイクルを回すことは難しいですが、インターン外資系本選考→日系本選考と段階を踏み、多くの経験、失敗を積むことが大事です。

 

 

部活や留学など、様々なイベントがあると思いますが少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

次の記事ではもう少し詳細な流れについてご紹介します。